スギ花粉の飛散が落ち着いてくる、3月中旬からヒノキ花粉のピークが訪れます。ヒノキ花粉とスギ花粉は構造が似ていることもあり、スギ花粉症の一部の方はヒノキ花粉に対してもアレルギー症状を認めます。
最近は地域によってはヒノキ花粉の方が飛散数が多くなっているところもありますから注意が必要です。日常生活の注意はスギ花粉と変わりありません。地域にもよりますが5月の連休前までは飛散が続きますから注意が必要です。
5月から7月にかけては、イネ科の花粉の花粉症患者さんが受診されます。代表的なのはカモガヤです。水田や川のほとりに稲に似た丈の低い草がそうです。スギやヒノキより遠くまで花粉が飛んだり、飛散数はそう多くはないのですが、目のかゆみや鼻症状についてはスギ花粉症と同等以上です。
その他秋にもブタクサを代表するキク科の花粉症もありますし、生活環境によって他の花粉にもアレルギー症状が現れる方もおられます。
季節性の花粉症を疑わせる症状があれば、ぜひ皮膚テストや血液検査でのアレルギー検査をお勧めします。
次はアレルギー性鼻炎の治療法にリンクします。